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高津子山ハイキング

歴史と自然の余韻を歩く~和歌浦天満宮から高津子山へ

かつて「日本三景」にも劣らぬ絶景とうたわれた和歌の浦。その風光明媚な地をめぐるおすすめの散策ルートをご紹介します。学問の神として名高い和歌浦天満宮を起点に、高津子山展望台からの雄大なパノラマを望み、新和歌遊園バス停へと下るコースは、歴史・自然・詩情が織りなす特別なひとときを約束してくれます。

和歌浦天満宮:学問と詩の神を訪ねて

まずは和歌浦の高台に鎮座する和歌浦天満宮へ。豊臣秀吉の弟・秀長によって創建されたこの神社は、学問の神・菅原道真を祀る格式ある社です。朱塗りの社殿や石段の上からは、和歌浦湾の穏やかな海が一望でき、訪れる人々の心を静かに整えてくれます。

高津子山展望台:和歌の浦、養翠園、和歌山港が眼下に広がる

天満宮から山道をたどり、自然林に囲まれた静かな山道を進むこと約30分。やがて高津子山(たかつしやま)の展望台に到着します。ここからは和歌浦湾、雑賀崎、そして晴れた日には淡路島まで見渡せる、まさに絶景。かつての歌人たちが詠んだ「和歌の浦」の景色が、今も変わらぬ姿で眼前に広がります。

新和歌遊園バス停へ:緑の中を下る

展望台を後にして山を下れば、新和歌遊園バス停にたどり着きます。途中には季節の草花が咲き、野鳥のさえずりが耳を楽しませてくれます。ふもとには、かつて多くの市民に親しまれた遊園地の名残も感じられ、懐かしさと共に時の流れをしみじみと感じられる場所です。

御手洗池へ:詩情に包まれる静寂の池

最後は御手洗池(みたらしいけ)へ。和歌浦の古地図にも描かれるこの池は、和歌の神事にまつわる伝説も残る神秘的なスポット。池のほとりに立てば、水面に映る空と木々が心を癒し、旅の終わりにふさわしい静けさが包みます。

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歴史を感じ、自然に癒され、和歌の情緒に触れる――そんな旅が、和歌の浦にはあります。

ぜひこのルートを歩きながら、あなた自身の“和歌”を心に刻んでみませんか?




 
 
 

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